埼玉利根医療圏糖尿病ネットワーク研究会(間接事業)

人と人とがつなぐ糖尿病地域連携ネットワーク
〜「埼玉利根医療圏糖尿病ネットワーク研究会」設立にあたり〜
深刻な医師不足と増え続ける糖尿病患者を背景に、現在、我々が働く利根医療圏の地域医療は極めて厳しい状況となっております。
1.埼玉県は医師数、看護師数、糖尿病専門医数(人口10万人対)が全国で最も少ない。
2.埼玉県の透析患者総数は、全国で5番目に多い。
3.利根医療圏は、埼玉県内9つの医療圏のうち、医師数が2番目に少なく、糖尿病専門医数が3番目に少ない。近年、さらに糖尿病専門医数が減少している。
この二年間、私たちは利根医療圏内の保健・医療施設を訪問し、現場で働く方々と
地域医療の現状や問題点について話し合いを重ねて参りました。地域医療の現場は、
いずれも多忙の極みといった状況でしたが、一方で、「患者さんの為に」「住民の為
に」と孤軍奮闘されている熱意を持った医療者が多いということに驚かされました。
こうした経験は、厳しい状況であっても、地域で暮らす医療者と住民が力を合わせ
て地域医療を再生していくことの必要性を教えてくれました。
この度、多くの諸先生・諸先輩方のご支援を賜り、「埼玉利根医療圏糖尿病ネット
ワーク研究会」を設立することができました。本研究会は、業種を問わず利根医療圏
の医療従事者が交流や情報交換を通じ、糖尿病地域医療再生を目指す為の研究会で
す。会の設立にあたり、ご支援を頂いた方々へ感謝申し上げるとともに、利根地域で
働く多くの医療者相互の絆が深まり、地域があたかも一つの病院のように機能し、地
域医療再生の為の拠点となることを願ってやみません。[設立趣旨より)
2009年12月17日に設立いたしました。
(平成24年5月現在)
代表世話人 関谷 栄 医療法人 新井病院 院長
世話人 高井 孝二 社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス 理事
世話人 青木 博美 医療法人三和会 東鷲宮病院 院長
世話人 新井 克典 医療法人 新井病院 院長
事務局 中野 智紀 JMA東埼玉総合病院 内科・地域糖尿病センター
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