巨大化の弊害と滅亡
 

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巨大化の弊害と滅亡
原子力の話

JEM7月例会資料

2011/7/16

西田 公也

巨大化による弊害&滅亡

(人知を超えて管理不可能状態を生ずる)

[ はじめに ] 

西欧科学文明が世界を関巻することになり、価値観が「大きいことは良いことだ」「効率的なことは良いことだ」「速いことは良いことだ」「強いことは良いことだ」「富むことは良いことだ」等々に収束されてきた感がある。それらの方向性は、外に向けてのベクトル・力であり、内に向けての「人の心」の問題とはずれてきた。また、ほどほどに生きる。その中に生きる。という気持ちがなくなっていき、今回の東日本大震災にしても、ある政治家に「天罰」ということばが発せられたのも察せられる。よく見てみると、被災者も、救済者も西欧科学文明の価値観の範疇に縛られている。他人に頼りすぎ、自立するという気概が被災地区の地域&リーダ達にも欠けているような感さえある。その中にどっぷりつかり、自分たち主体の復旧・復興がなければ本物ではない。地産地消地廃(自分のところで廃棄する)が理想的である。今回は、大きいことは、効率的で、力強く、良いことだという価値観が、また変化に対応ができなく硬直化したことによる、滅亡の芽の一部を、考察してみたいと思います。

  1. 空間的巨大化

国の巨大化による滅亡

かつての巨大帝国、ローマ帝国、モンゴル帝国、オスマントルコ、ソ連等は、国土がヨーロッパ大半とか巨大化することにより、統制が取れなくなり崩壊し、より小さな国へと変貌した。ソ連を除けば、移動手段にしろ、情報手段にしろ、国土の中心から端まで行くのに時間がかかりすぎ、当然のことながら統制が取れなくなることは自明である。国土を巨大化するすなわち支配領域を拡大するという個人の欲望(我欲)だけであり、他にどんなメリットが考えられるか疑問である。

あああ現在の中国の場合も同様のことが考えられ、内部崩壊が想定される。米国合衆国は州ごとに運営されている傾向が大きいためか、分裂しての州の独立は考えにくい。

 

ええええ


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