「鉄塔武蔵野線」と言う小説がある。著者は「銀林みのる」と言う人。映画化もされました。
家の近くいある見慣れた鉄塔。そこには送電線の名前と番号が書いてある。この番号をたどっていけば0番にあえるんじゃないか?と、鉄塔に沿って旅をする物語です。
実は私も昔から近くの鉄塔を見て「何処につながっていつのだろう?」と思っていた。
今日やっとその思いが晴れます。
家の近くにあるのが「東京北線」。本郷の方から来て、旧庄和町に抜けている。
送電線をたどっていくには、ちょっと車では無理そう。自転車は2月は寒い。
てな訳で、早速東京電力の事務所へ。
(私)「すみません。東京北線て何処から何処まで繋がっているんですか?」
(受付のお姉さん)「ちょっとお待ち下さい。…企業秘密なので、お教えするわけにはいきません。」
(私)「ふん。ケチ!<`ヘ´>」
手抜きは失敗に終わる。(>_<)
近所のナンバープレート
本郷〜宮代町方向
インターネットで調べると、「国土地理院の2.5万分1地図に載っている。」との情報を入手。
早速、国土地理院のサイトから地図を参照する。
「おっ。あった。」なるほど線が引いてある。南東にたどってみると、他の線とかもあり、野田市内で見失う。(T_T)
でも、スタート地点は日本工業大学近くの「北東京変電所」と言うことがわかった。
東京北線は、北東京変電所から新野田変電所まで73基の鉄塔が繋いでいます。
昭和34年(私が2歳です。)に、建設されました。他の鉄塔は立替えなどで形が最新のものに変わっていますが、この東京北線は古いままを残している珍しい鉄塔らしいです。
ついでに「北東京変電所」も見てきました。
「おお!1番があった。」
3001号の鉄塔
感動のNO1
北東京変電所(宮代町)
2006年8月14日朝、旧江戸川にかかる送電線をクレーン船が接触して、東京・神奈川・千葉の約139万世帯が停電になり大混乱を引き起こした事故は記憶に新しいと思います。一時はテロ組織の犯罪かと、懸念されました。
いかに現代社会が、電力というものに頼っているかがあからさまになった事件です。
送電線付近は危険ですので、近づかないようにしてください。特に強風などがあって、架線が垂れ下がっていたりしたら、すぐに東京電力に連絡してください。東京北線は275KVですので、家庭用電気の2750倍の電圧です。
このほかにも、杉戸町には色々な送電線が走っています。
次回は、別の送電線をご紹介します。
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